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2006/10/07

新幹線で読んだ本。

「憲法九条を世界遺産に」 太田 光 ・ 中沢 新一
「美しい国へ」 安倍 晋三
       
          20061007

 はい。TV番組「太田光の私が総理大臣だったら…秘書田中。」(『秘書田中』が、結構重要なんだ。)の影響です。

「憲法九条を世界遺産に」

 中沢さん、オウムの件で色々あったけど…やっぱり語り始めたらスゴイ。そして、その中沢さんと対談できてしまっている太田さんがスゴイ。勉強してるんだねぇ。読書量がハンパじゃない。
 お笑い芸人で、いや、タレントでこういうことができるのは、太田さんと たけしさんだろうね。 太田さんにしてみれば、先にたけしさんがやってることと同じことをやってもダメだ。そこで、番組の中で“総理”になっちゃって、自らテーマを提示してメチャクチャ語っちゃえ! ってわけですな~。
 
 対談相手が、元(?)宗教学者の中沢さんということもあって、憲法九条を語るにあたって田中智学の国柱会に加入した宮沢賢治の思想的な話になったりする。興味深いよ。

 太田さんの言葉から。
 「僕は、神を信じることはしょせん擬人化じゃないかと以前は思っていた。しかし最近ふと、その擬人化こそが愛情ではないかと思ったんです。 物に対する愛着も擬人化です。…愛情が強い人ほど、擬人化したがる傾向にある。宮沢賢治もまさにそうで、動物たちを擬人化して童話に登場させていった。」
 「…強烈な愛情ほど、人を深く傷つける可能性を含んでいる。…愛情が人を殺すこともある。むしろその方が多いとさえ言えます。それを考えると、自分の中の愛情を疑ってみたり、恐れる態度も必要じゃないかと思うんです。」
 どう? …面白いと思うなぁ。

 改憲を支持する人の理由に、「GHQからの押し付けの憲法ではなく、日本人が考えた日本の憲法を…云々」っていうのが多いよね。「もっともだなぁ。」って感じは する。
 でもねぇ、太田さんは…日本人だけで作ったものじゃないから価値があるって言ってる。
 あの時期の日米にしかできなかった奇蹟。それが、あの純粋無垢な理想憲法で、誰が作ったなんていう次元のものじゃないって。
 そっかぁ~。平和について、“アホ”がつくぐらい理想を語る憲法を持っている国があってもいいのかもなぁ。他にどこにもないんだよ。永世中立宣言をするスイスなんか、ものすごい重武装なんだから。
 よその国がどう言おうと、理想を掲げて誇りに思っても…。ちょっと、考えさせられるね。

「美しい国へ」

 帰りの新幹線で読んだんだけど、応援疲れでちょっと寝ちゃったんで、最後の方チョットまだ読み残しが…。

 ちょっと、パンチが効いてないかも。
 憲法九条の問題だけじゃなくて、天皇制、外交、教育など、話題が多岐に渡ってるし、自分の主張を語るにしても、立場上 過激な表現や偏った表現は使えないからねぇ。

 とにかく、この人は日本という国と、自民党という政党を愛してるんだってことはわかる。
 それは、“育ち”から ごく自然にとても強く染み付いたものなんだね。
 祖父が、日米安保の岸信介。父も政治家。子供の頃から、政治を見て来たんだから。

 拉致問題のところなんか強い意志を感じるけど、政治家一家で育ったことが逆に、“?”って思わせる表現を生んでるんじゃないかと思うんだよね。
 改憲―自主憲法の制定への強い意思は感じるんだけど、「それをしなければ、自民党の存在意義はない。」とか言われても、わたくしたちには関係ないしさぁ。な~んか、“政治の世界でのわが家系が…”的なものを感じるんだよね。

 それと、憲法九条に関して語ってるところで、特措法を成立させて自衛隊をイラクに派遣できたことによって 自衛隊をめぐる議論は成熟過程に入った っていうことを言ってるんだけど、現行の憲法で成熟過程に入ってるんなら改憲しなくても大丈夫かも…とか思っちゃうんだよね。なんせ、「憲法九条を世界遺産に」を楽しく読んだ後なんで。

 久しぶりに本を読んで、頭が疲れた。もう寝よう。

 今日、10月7日は 松原みきさんの命日。
 「真夜中のドア ~Stay With Me~」を聴きながら。

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